おはようございます。マルイ株式会社の井手浩一です。
先日、お客様からあるご質問がありました。

売主様「最近インターネットの広告で見かけるんだけど不動産の価値ってあがっているんでしょ？」

売主様「YouTubeで見たんだけど、売却価格って数カ月ごとに周期があって売り始めるタイミングって重要なんでしょ？」

勉強熱心なお客様で、ネットを通じて事前に勉強されているご様子でした。
勉強するくらい不安になって当然ですよね。大切な資産なんですから。

他にも、売主様からよく伺うのが、「俺の友達でマンションを売ったことがある人から聞いたんだけどさ・・・」などの、お知り合いからの情報もよく耳にします。

それでは、情報過多となっている現代において誰の言葉を信じればよいのでしょうか？

例えば、「不動産価値が上がっている」という情報。この情報は”正解”でもあり”不正解”でもあります。
日本は今、都市部に人口が一極集中している時代です。人口減少が叫ばれている現代で一極集中している都市があるという事は、それ以外の郊外などでは人口減少、所謂空き家が加速度的に増加していくという事になります。
「不動産価値が上がっている」のは、まさに都市部であり、郊外では空き家が増えていくことにより不動産価値が下がっていく傾向にあるという事です。

不動産に同じ商品は存在しない

また、マンションを売った経験があるという友人からの情報。その友人から「買った時より高く売れた」などの話も同様です。先の説明からもうお分かりかと思いますが、不動産がある場所、不動産の種類、不動産の状態。不動産に同じものは二つとありませんから、買ったときの金額と比較してどのような結果になるかは”その不動産によって変わる”のです。

自らの発言に”責任が持てる人か？”を見極める

ネット情報もそうですし、友人からの情報もそうですが、誰も自分を騙そうとして情報をくれている訳ではありません。しかし、良かれと思って教えたその情報が間違っていた時、誰も責任を取ってくれませんよね。
責任を持って発言する人とは、所謂「利害関係の立場にある人」仕事になれば利益となり、信頼を失えば損をする立場の人たちです。

また不動産会社に相談されるときは、不動産のプロとして自らの発言に責任を持って発言しているか？売主様はそういったところも良く見て、アドバイスを参考にすることをお勧めいたします。

情報の取捨選択に迷ったときは、どうぞお気軽にご相談くださいね。売主様にとって良い選択ができるよう、責任を持ってお手伝いさせていただきます。

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