まんまと「用水路」に落ちてしまった私・・・
プチパニックになり用水路でもがいた結果、お腹の上あたりまで水浸しになってしまった・・・
「あ~~!くっそ~~!!」
あの時、右足を後ろに下げなければ・・・
用水路側から草刈りをしなければ・・・
もっと気を付けてやっていたら・・・
「たらればオトコ」は自分の不甲斐なさに肩を落とした。
そして考えた。
このまま水浸しの中で帰るか?
それとも・・・このまま続ける?
ん・・・?続ける?このびしょびしょで?
いや、待てよ・・・
「これはこれで涼しくて良いかも・・・」
何てポジティブなんだ。自分で自分を褒めてやりたい(笑)
ズボンに入っていたスマホ・車のキーを綺麗に拭いて乾かし、長靴の水を全て出して、びしょびしょの服は
「このままでいいや!」
ポタポタ洋服から水を垂らしながら、いざ第二ラウンド!
草刈り機のエンジンをかける・・・
「エンジン掛からないんですけど・・・」
もしかして、用水路に落ちたときエンジンが水に浸かったから壊れた?
用水路から這い上がることに夢中になりすぎて、そのとき草刈り機がどんな状態であったか全くわからない。
何度もエンジンをかけてみたが反応なし。
「だめだ。家に帰ろう。」
初日の戦いは、開始からわずか2時間ほどで幕を閉じてしまった。
完全に予想外。青天の霹靂である。
家に着き、まずは庭で水浴び。
草とコケだらけになった洋服と体をパンツ一丁で洗い流す。
草刈り機は期待を込めて庭で天日干し。もう一度乾かしてからエンジンが掛かるか試してみよう。
もし壊れていたら買いに行かなければ・・・手痛い出費である。
お風呂に入り、事務仕事をしていたらあっという間に16時を回った。
「そろそろエンジンをかけてみるか」
ドキドキしながらエンジンを掛けてみると、数回でエンジンが掛かった。
「良かったー!これでまた戦える!」
今日はもう草刈りはしない。明日からまた頑張るぞ!

