おはようございます。マルイ株式会社の井手浩一です。
先日、久しぶりに交番に行きました。決して酔っぱらって補導されたわけではありません(笑)
朝の散歩コースに財布が落ちていたのを届けたのです。
お巡りさんが「資料を作成するので少々お待ちください」と言われて10分ほど、
壁に貼られている「お尋ね」の張り紙を見ていました。
「この人探しています」の張り紙が多い・・・
その交番には10人ほどの行方不明の張り紙がありました。皆さん大体70代から90代の方々でした。
内容を見ると、
「昼の散歩に出てから戻ってこない」
「気づいたらいなくなっていた」
というものがほとんどでした。
なぜ高齢の方が行方不明になるのか?
実際、行方不明になる方の症状として「認知症」が挙げられるそうです。
認知症の症状として、方向感覚の低下や記憶の混乱などがあるそうです。
例えば、昔住んでいたところに「帰ろうとして」だとか、不安や混乱から
目的もなく歩き続けてしまうとか。
実際に、県境を越えて発見されるケースなど珍しくありません。
「まさか、こんなに遠くまで・・・」という距離を歩いてしまうケースも珍しくない
ご家族ができる備えとして以下の対策が考えられます。
①顔写真・全身写真の最新データを用意しておく
②GPS機器や見守りタグの活用
③「一人歩きに備えるシート」などの記録を残す
④地域のSOSネットワークに登録する
特に、早期の届け出が命を守るカギとなります。
警察への届け出が早ければ、1週間以内に99%以上が発見されているというデータもあります。
お住まいの地域での「支え合い」が大切
認知症は誰にとっても他人事ではありません。
ご家族の不安を少しでも軽くするために、地域全体で見守る仕組みが大切です。
私自身も、日々の仕事の中で「気づく目」を持ち続けたいと思います。
あなたの地域では、認知症の方を見守る仕組みがありますか?
もしもの時、あなたはどう行動しますか?
そんな問いかけが、少しでも誰かの備えに繋がり、お役に立てれば幸いです。

