おはようございます。マルイ株式会社の井手浩一です。
昨日の記事で「日本人としての誇り」について書きました。
今日は少し”言葉の話”をしてみようと思います。
ひらがな・カタカナ・漢字という”世界にひとつ”の表現方法
日本語には三つの文字があり、日頃から自然とすべて活用しています。
この三つの文字を自在に組み合わせることで、私たちは感情だけでなく「その背景」までも
文字で表現することが出来ます。
たとえば、「ありがとう」「有難う」「アリガトウ」同じ言葉でも、どこか温度や印象、
受け取りかたが違ってきませんか?
それは日本語が”感情の温度”まで伝えられる言語だからではないでしょうか。
日本語は、伝える文字と”察する言語”
文字(文章)で思いを伝える場合、三つの文字を上手く使い、できるだけ読み手に理解しやすく伝えます。
でもこれが、言葉になると、今度は”行間”や”空気”を読み、「あえて全て言わないこと」を大切にします。
相手の表情、声のトーン、沈黙・・・そのすべてが会話の一部となって心を通じ合わせています。
つまり日本語は、「伝えることに特化した”文字”」であり、同時に「察するための”言葉”」なんですよね。
相反しているように聞こえますが、実はどちらも「相手に対する思いやり」という根っこが共通している。
これが日本語の、そして今まで日本人が培ってきた文化の美しさではないかと思います。
不動産の仕事も同じ”日本語の大切さ”
売主様と向き合う時、言葉だけでは伝わらない”売主様の想い”があります。
「どうして売るのか?」「どんな未来を描いているのか?」
それを感じ取り、売主様の想いに寄り添った提案をすることが大切です。
日本語も不動産の仕事も、相手の想いをどう受け取るのかが大切なんだと思います。
伝える力と察する力。この二つのバランスを大切にしていきたいですよね。
言葉に”心を乗せて”
AIやテクノロジーがどれほど進化しても、日本人が大切にしている”伝える文字と察する言語”までは
完璧に表現できないと思います。日本語には、私たち日本人の心が生きていると感じた今日この頃です。
今日も日本語を大切に。丁寧に使っていこうと思います。
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